生まれてこのかた、結婚願望というものを抱いたことがないという方がいらっしゃいますよね。
・生まれ育った家庭環境が、心安らぐ場所ではなかった
・結婚して、幸せから遠ざかる身内を知っている
・まわりはパートナーの愚痴を言う友人ばかりで、結婚にいい印象がない
・独り身の自由を制限されそうな気がする
・子供が出来ると経済的に厳しい
・子供を育てる自信がない
・結婚したいと感じるほど、好きになれる相手が現れない
・出会いには、必ず別れや裏切りがあると思っているので飛び込めない
・赤の他人に心を許せない
・誰かと一緒に暮らせる気がしない
実はこれ、ほとんど以前の私自身が抱いていたものです(笑)
何も起こらない人生は、本当にあなたにとって「幸せな人生」だと言えますか?
婚姻制度そのものに異議を唱えて「結婚しない」と決めている方は除くとして(笑)結婚したくないと声を上げ、上記のような理由を挙げを方の多くは、実は結婚を拒否しているわけではありません。
これらの理由に不安を感じていたり、これらが結婚への障害だと感じている、または結婚することに価値を感じられずにいるからです。
言い換えれば、この不安や問題がクリアされれば結婚してもいい、という感情の裏返しでもあります。
たとえば、生まれ育った家庭に不和があっても、幸せそうな他のご家庭の話は耳に入ってきます。
幸せな家族がいることも、固い夫婦や家族の絆がそこにあることもちゃんと知っています。
たとえば、若気の至りでデキ婚した人たちの多くは、経済的には大変だったかもしれないけれど、お腹の命を大事にしたいという気持ちで産んだ子供との時間は、きっとかけがえのないものでしょう。
結婚は、打算や損得でするものではありません。
幸せになれる気がしない結婚なら、しないほうがずっとマシです(笑)
しかし、誰かと支え合って生きていくという決断は、掛け値なしに素晴らしい人生をあなたに与えてくれます。
身の上に何も起こらないことが、何の変化もないことが「幸せな人生」なんかではありません。
いろんな山や谷を、誰かと一緒に越えていくから人生は面白いんです。
あなたの中の「結婚したい理由」と「結婚したくない理由」の両方、そのすべてと向き合って、あなたがより幸せを感じる選択を行ってくださいね。