結婚するということは、誰かと一緒に暮らすということ。
生活を共にするということですので、財布をひとつにすることを意味します。
ですので、特に女性の場合は、お相手に求める条件に年収や職業を挙げる方も多いでしょう。
男性が働くというテイで結婚後のライフプランを練るのでしょうし、いま現在仕事をしていても、結婚後の妊娠や出産・育児で働けなくなることを想定すると、どうしても考えざるを得ないのでしょう。
気持ちはお察しします。
きれいゴトでは生活出来ませんよね(笑)お金のことを全く考えない結婚は無謀です。
恋愛結婚なら「デキ婚」に見られるような、愛情や既成事実を最優先して結婚という選択をすることもありますが、少なくとも今の私たちはそうではありません。
残りの人生を充実した、幸せなものにする為に結婚しようと考えています。
しかし、それでもなお、お相手に求める条件としての年収や職業に対する重要度については、見直す余地が無いかを考えてみてください。
今の世の中に将来の安泰を保証するものなんて、ただのひとつも存在しない
「お金持ちと結婚したい!」
そりゃそうでしょう(笑)誰も好き好んでお金で苦労したいとは思いません。
「仕事が安定していて、年収も社会的地位も高い(ように見える)職業の人がいい!」
食いっぱぐれの無い仕事だと確かに安心して暮らせますよね、どうせなら「旦那さん、いいところにお勤めねぇ~」って言われたほうが気分もいいでしょう。
けどね、そんなのもう信じてちゃダメなんです。
そういう時代はもう20年以上前に終わってます。
絶対つぶれないと言われていた会社がどんどん倒産していく今の世の中で、なお我が子に「有名大学に行って一流企業に就職しなさい!」って言ってるオカーサンと一緒です(笑)
発想そのものが時代遅れ!
学歴や、たまたま今働いている会社が優良企業だと言われていることに価値を見出せる時代はとっくの昔に終わっています。
そりゃね、結婚する相手としてあえて無職は選ばないでしょう(笑)
しかしお相手の、現在の素晴らしい釣書の内容がずっと続くという発想は危険です。
お金がなくても「この人と生きていきたい」と思える相手とだけ結婚しよう!
では、何が危険なのか?
それは、あなたが「結婚後の安定した生活」にウェイトを置いて結婚相手を選んだ、という判断基準がゆらいだ時に、その人と結婚した事自体を後悔するからです。
「こんなはずじゃなかったのに」
信じていた旦那さんが浮気して裏切られたのならわかりますよ?このセリフ。
けど、職業や収入はパートナーの人間性とは無関係ですよね。
どんなにやさしくても、どんなに家族を大事にしても、どんなに仕事が有能でも、それが勤め先の将来を保証する理由にはならないんです。
仮に結婚後に旦那さんが失業したら、そりゃ誰だって焦るし落ち込むでしょう。
その時に「こんなはずじゃなかったのに」って結婚したことを後悔するか、「私も働くから大丈夫だよ」「何とかなるよ、一緒にがんばろ」って思うのかって、シアワセ度が天と地ほども違います。
結婚したお相手に何が起こっても、このサイトにお越しのあなたには、常に後者でいられる人であって欲しいと私は思っています。
お金は大事です。
きれいだろうが汚かろうが、生活にはお金が必要です。
しかし同時に「しょせんはお金」という発想も持ち合わせておく必要はあります。
結婚はパートナーと共に人生を歩むことです。
アスファルトの道もぬかるんだ道も、一緒に歩きたいと思える人を選びたいものです。