特に女性の場合、結婚を望む動機として「こども」という存在が大きなウェイトを占めますよね。
子供を望む気持ちから婚活をスタートする人の動機は、大きく分けてふたつあります。
ひとつは、若いうちに出産しておきたいという理由。
これは女性限定の、肉体的な出産適齢期を意識したものです。
身体が出産に耐え得る体力を保持しているうちに産みたい、出来るだけ若いうちに体力の要る子育てを済ませたい、早く子供を産んで「若いお母さん」って言われたい(笑)など、理由は様々です。
もうひとつは「とにかく子供が欲しい」という想いからの婚活。
旦那や嫁が誰かというポイントが重要ではなく(笑)とにかく自分の遺伝子を受け継いだ「わが子」を産み、おなかを痛めて産んだわが子を育てたいという動機です。
子供を産むのがゴールではなく、子供が幸せに育つことがゴール
まぁ、どっちにしろ動機としては極めてまっとうに聞こえますよね。
出産や育児に体力が必要なのは間違いありませんし、自分の子供が欲しいという気持ちが芽生えるのも、ある意味生き物としては自然な成り行きではあります。
ただ、婚活をする上で注意して頂きたいのは、あなたが今から結婚する相手は、決して代理母でもなければ、精子バンクでもない、個性も愛情も持った「ひとりの異性」だということです。
あなたが結婚を望む目的がたとえ「こども」だったとしても、それは100%「相手ありき」ですよね。
あなたの育児生活と同時に、パートナーとの結婚生活も送らなければなりませんし、育児が終わってもその生活は続きます。
子煩悩ならいい、IQが高いとか優性の遺伝子を持つ可能性が高ければいい、子供を養う経済力があればいい、あなたは目的達成の為にこのような条件を求めるかもしれませんが、生まれた子供はあなたとパートナーの関係を見ながら育っていきます。
経済力やあなたが子供に注ぐ愛情は確かに重要かもしれませんし、その愛情は子供にもきっと伝わるでしょうが、子供の精神的な成長において大切なのは「大好きなお父さんとお母さんの仲が良い」という家庭環境です。
子供が幸せに成人する環境は、あなたの結婚生活の中にしか作れない
ぶっちゃけて言えば、子供なんて不妊の問題がなければ、セックスさえしていれば誰だって出来ちゃいます(笑)
子供を作ることが大切なんじゃなく、子供を「愛情に満ちた環境で育てること」が重要なんです。
この環境って、結婚相手として選ぶパートナーを「子供を手に入れる為の手段」だと割り切っている関係の中では決して生まれません。
始めに「子供が欲しい」ではなく、「愛するパートナーの子供が欲しい」という動機があるからこそ、愛情に満ちた家庭環境は生まれるんです。
子供が欲しいという動機も衝動も、私は理解できます。
だからこそ、誰の子供を産みたいかという気持ちを大事にしてください。
大好きな子供を作るのが大事なんじゃなく、大好きなパートナーの子供を作るから、子供の心は満たされるんです。
どんなに欲しくても、子供は目的そのものではなく、愛情の結果としての存在じゃなきゃ彼らが可愛そうです。